手作りは文化です!
手作りビールが静かなブームを呼んでいます。少し前までは、自家製ビールというだけで首をかしげる人が多くいました。英国や米国などとは違い、確かに日本では自家醸造が規制されています。しかし、アルコール度数が1%未満なら、家庭でいくら作っても問題はありません。でも日本だけのこの規制、そろそろ規制緩和されるべき時期が来ているのではないでしょうか?これだけ愛好家も増えて来ているりっぱな「文化」ですから。

世界中には二万種類ものビールがあり、それぞれ個性を競い合っています。苦いばかりがビールではありません。中には甘いビールもあるし、サクランボなどの果汁を混ぜた「フルーツビール」などというのもあります。特に日本のビールはピルスナー系のビールが殆どで、それをわずかに変えたり、ラベルを変えることで目先を変えているのです。よく地ビール工房でいろいろな味を楽しめますが、手作りビールも同じように家庭で個性豊かな味を作ることができるのです。大いに楽しみましょう!
市販のビールとの違いは?
市販のビールと手作りビールの大きな違いは何でしょうか。それは手作りビールには酵母が生きていて、健康的でかつ栄養満点な飲み物だということです。市販のビールにはビール酵母は含まれていません。製作の過程で熱処理または濾過することによって酵母は取り除かれてしまいます。(生ビールでもです。)これは酵母が残っていると味に変化が起こるからです。いつ飲んでも同じ味にすることは、ビール会社の重要な品質であるわけです。

実はこの濾過した成分を錠剤にして販売しているのが、エビオスという商品名などで販売されている物です。(両方で儲けている〜。)「瓶内発酵ビール」という呼び方をされている外国製のこだわりビールがありますが、まさに手作りビールは瓶内発酵ビール。市販の生ビールは賞味期限が短く、1〜2ヶ月で飲まないといけませんが、この瓶内発酵ビールは1年経ってもおいしく飲めます。(むしろ長く熟成させた方がおいしいです。)
ぜひじっくり熟成させたビールを味わってみてください。驚きの旨さです。
ビール酵母のパワー
ビール酵母にはビタミンB群や20種類以上のアミノ酸、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。含まれているアミノ酸のうち8種類は身体に必要不可欠で、しかも体内では生成できないものです。またビフィズス菌などの整腸作用のある細菌が、腸内で増えるために必要な栄養素も含まれています。

手作りビール300〜350ml中には300〜500億個体以上の酵母菌が含まれています。手作りビールを飲むと胃や腸が丈夫になり、身体に良いというのは当然です。実際に飲んでみると、身体が本当に元気になってくるのが分かるのです。それくらい酵母の力は凄いパワーを持っているのです。
手作りは安いしエコロジー
その他にも手作りビールは空き瓶のリサイクルに役立ちます。そして大瓶1本あたりの値段は40〜200円ほど、これは作り方にもよりますが、ともかく安くできるのも大きな魅力。作る手間にしても仕込みで30分ほど、ビン詰めで一時間程しか掛かりません。むしろ作る時の楽しさは格別と言えます。「自分は今、ビールを作っているんだな」1カ月或いは熟成して半年くらいたったら、これがどんなにかおいしくなることだろう。……などと考えながら作るのもいいものです。

仲間といっしょに作るのもいいし、オリジナルな味を考えるのも楽しいものです。もちろんラベルも自分で考えて作りましょう。これぞ、手作りビールの楽しさなのです。もちろん市販のビールもおいしいです。これを否定することはできません。しかし、手作りビールのある暮らし、これもステキではありませんか。 |