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「風呂桶は組立分解ができない」という常識を打ち破りたい
アウトドア好きの柴田bros.は檜で作った風呂桶でゆっくり露天風呂が楽しめたらいいよね。ドラム缶風呂のようなものじゃなくて、やっぱ、日本人は檜風呂だよね。なんてことはよく話していました。まわりの仲間にもそんな話をするとぜひ!と言います。
とはいえ、檜風呂のことを考えれば「簡単に」分解や組み立てが可能なものなんて普通に考えたら無理だという答えしか出てきません。でも作りたい。できるはずだ。ま、いつか答えがでるだろう。
その想いはいつも頭のどこかにあって何か良い方法はないだろうかと妄想(?)を繰り返すのです。これは意外に楽しいことなんですね。で、ある日突然予期せぬ時に閃きます。そこからは一気に商品化へ向かうのです。ついにその時が来ました。
この露天風呂キットの開発コンセプトは
1.水に強く香りの良い桧(ヒノキ)を使うこと
2.組立式で簡単に組立分解が可能なこと(車で運べること)
3.昔ながらの薪を使ってお湯を沸かすこと(桶だけの要望にも対応)
4.パーツの補修や交換が可能で長く使ってもらえるようにすること
5.価格は10万円以下にすること(※注1) |
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の5つです。どれも簡単なことではないものばかりでした。
その中でも「風呂桶から水漏れがないこと」と「風呂桶を組立分解ができること」という二つの相反したことをどうしたら同時に可能にできるのかが一番の問題でした。当然ながら風呂桶という職人技のものを僕たちが作れるわけがありません。
常識の壁を超えろ
桧の風呂桶作りは作る人も年々少なくなっていて、まさに職人技と言われる高度な熟練した技術が要求される世界です。ですから桧風呂は今や高級品と言われていてとても高価なものになっています。(なんと数十万円……)
この桧の風呂桶を使って水が漏れなくて、しかも簡単に組立、分解ができるようにして、さらに風呂釜まで付けて10万円以下にする。このためには一体どうしたら良いのだろう? これはそーとーな難問でした。
僕たちアウベルクラフトは1992年に兄弟二人で会社を創設して以来ずっと自分たちが本当に欲しいと思う物を作ってきました。その殆どは今までにないものです。今までにないものを作り出す時にはいつも「常識の壁」がありました。簡単ではありません。でも実を言うとこの壁を乗り越えることは大変と思うよりはむしろ楽しみでもあったのです。
初めて作ったキットが「段ボール製スモーカー」。燃える素材を使って火を扱うキット、常識はずれでした。厚さ11センチの「超薄型囲炉裏キット」もやっぱり常識を越えていました。自宅で石窯パンを作る「石窯キット」という発想も今までになかったものでした。お陰様で今ではどのキットもたくさんの方に買っていただけるようになって、とても嬉しく思います。
この露天風呂キットも「分解が簡単で水漏れしない風呂桶」という困難な壁がありました。それを全く新しい発想で風呂桶を組立分解可能にしたのです。
具体的にはこの写真のように桶の部分は桧の板をやぐらを組むようにして箱にし、内側には防水で無毒のターポリンの袋を使うことで簡単に組立と分解ができ、水漏れがない構造にすることが可能になったのです。
アイディアはふとやってきた
実をいうとこのアイディアはアウベルクラフトが2000年まで直営ショップをやっていた頃、ショップの中にカヌー用の小さなプールを作った経験を思い出したからです。丁度カヌーが一艇入る小さなプール、もちろん自分たちで作りました。この中でカヌー体験をしてもらったのです。
実際にカヌーを浮かべ水の上に浮かんでいる浮遊感を体験してもらいましたが、これはなかなか好評でした。その当時の経験をふと思い出しこの露天風呂キットに活かしたのです。風呂釜の部分は長い歴史と信頼のある専門メーカーにお願いして、ついに組立分解が可能な露天風呂キットの試作品が完成したのです。
試作品で実際に何度もテストを繰り返しました。いろんな人に入ってもらいました。いろんな場所に持っていきました。使えば使うほど、本当に良いものができたなあという気持ちが増してきました。
テストで使ってくれた人たちは口々に
「この場所で露天風呂に入れるとは夢にも思わなかったです!」
「こんな気持ちの良い風呂は初めてだ!」
「もうず〜っと出たくないよ〜」
「桧の香りが何ともいえないくらいいいですね」
「薪のお湯って優しいし湯冷めしないんだね」
などこのキットの良さを素直に表現してくれたのです。
ついに完成しました!
みんなの夢がここに実現したのです!
(※注1)
当初の価格は99,750円で販売していましたが、風呂釜メーカーがスチールタイプを廃止しステンレスタイプのみの販売となってしまったため、現在は113,800円で販売しています。
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